N's Diary とある護衛のストーカー日記



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今日より私は主人より大事な役目を命じられた。
その報告書を作成するに当たり、日記でも記しておこうかと思う。


まずは少しだけ自分のことを記しておこう。
名前はネーデル。
もちろんこれは本名ではない。

年齢は二十歳。
よく年上に見られる。
一応記しておくが、老けているわけではない……と思う。

孤児として育った私は、ひょんなことから公爵に拾われて今に至る。
私を拾ってくれた公爵によって、様々な術(すべ)を叩き込まれた私は、公爵家の裏の一部を担う者となった。

そんな私に新しい任務が与えられたのは、今日突然のこと。

主人、リヒトルーチェ公爵より特命を受けた任務とは、彼の人の末子にあたる姫君のことだ。
まだ一歳になったばかりの姫君の護衛。それが与えられた私の任務だ。

一歳の姫君に護衛が必要かといわれれば、正直私も疑問ではあるが、主人の命は絶対だ。

これから私はこの姫君を守ることに命を懸ける。



さて、最後に一言付け加えておこう。




ルーナ様の可愛らしさは異常。

今日私は、天使が存在するのを知った。




- end -

ブログからの転載です。ちょこっと加筆修正
ルーナの後ろには常にNさんが控えているという、裏設定よりのお遊び企画です。
だんだん親ばか度があがっていく彼を生暖かく見守ってやってください(笑)